事務員ですが、お願いします。

しがない事務のネガポジな日々。

俺がいく。さすればおのずと、雨が降る。

 

 はてなさんからそろそろ次の記事書きません? と催促されて大分経ちました。仕様とはいえふわっと必要とされる喜びに震えるでもなく、特に何をするでもなく生きてます。

いっそ書き出しを毎回生きてますにしようかなとすら思ってます。思ってません。話題は変わりまして、遠足、雨。運動会、雨。修学旅行、雨。卒業遠足、雨。

もうマジで、めちゃくちゃ雨に降られます。外に出た瞬間、降られます。屋内に入ると一旦止んで、外に出るとまた降る。基本引きこもりな自分が外出する日に雨が降ると家族に謝罪を要求されるレベルで、かなり雨に降られる体質です。

というのも多分ですね、いたいけな小学生の頃、ちょっと参加したくねえな~的なイベントがありまして。その名も水泳大会。自分、泳げません。息継ぎ不可。バタついても進まない。背泳ぎがギリ行ける程度。

その水泳大会は雨天中止だったわけなんですけども。当時の自分はソースすら覚えていない 『てるてる坊主を逆さに吊るすと雨が降る』 っつー根拠の無い話を信じて、ティッシュで作ったてるてる坊主先輩を吊るしに吊るしました。

その結果、突然の豪雨。こどもながらにてるてる坊主先輩すげえ!! はんぱねえ!! と思ったもんです。まあもうどう考えても明らかに単なる偶然だったんですが。そんなんで天候をどうこう出来るもんなら俺はきっと今も必死こいて

ティッシュでてるてる坊主を量産してますし。そもそもてるてる坊主を吊るしたその日の内、つまり水泳大会の前日に雨が降ったんで問題の大会は当日、無事開催されちゃいましたし。(何故とは言わないがその日俺は学校を休みました。)

へい、生きてる?

 

 暖簾を除けて、「大将、やってる?」 と顔を出すような気安さで、「生きてる?」 と訊かれます。生きてます。

いや、正直、今やあんまり訊かれない。学生の時にはちょくちょく訊かれたが。大人になった今となっては多少引きこもり黙りを決め込もうが、「生きてる?」 と訊いてくるのは恐らく上司くらいなもんである。

最近濃いめのカルピスオレンジなる飲み物を購入しまして、充実した味わいをお楽しみくださいなんて書かれているものだから、充実しているかどうかは俺が決める!! ってなもんでやたら勇んで飲んでみました。

結果、超充実。美味すぎ。捗りすぎ。飲まず食わずでダラダラごろごろ休日を過ごした夜に摂取した貴重な水分、最高。濃いめのカルピス万歳。そんな怠惰な休みが間もなく終わりを迎えようとしているわけなんですけれども。

自分の職場のいいところは、平日でもなんやかんや休みがあるところです。土下座さえすれば結構フランクに休みをもらえる。きっと。多分。土下座とか、したことがないのでわからんが。気持ちの上では何時でも土下座してます。

何を隠そう自分は職場においては万年ド新人なので、常に頭を垂れ教えをこう立場である。もう、常に下手に出てる。人間関係にも恵まれたもんで基本、何かしら訊けば笑顔で教えて貰えるんですけど。基本から外れた時はその限りではない。

ここんとこ週明けは忙しくって、ある日、イツメン(いつもその日にいるめんこいあの人)がひとり居ない状態で勤務がスタートした。欠員一名、今が狙い目! ってんで、お客様がこぞって攻めにかかってくる。凄まじい城攻め。修羅場。

実際にはなんかよくわかんねえ事柄の質問攻め。わかんねえー!! と叫びたいところをぐっと堪えて、俺は上司に叫ぶ。あれ? ドタバタしてる俺に対して、なんか上司は暇そう……。などと思いつつ、聞くは一時の恥。聞かぬはなんとやら。

「これってどうするんですか!!!? こうですか!!?」 からの 「違います。覚えてください。」 上司、なんか超、ご機嫌ななめ。覚える覚えない以前に、前知識がねえ。修羅場ってる現状で斜めるのは、非常に勘弁してほしい。

そもそも、貴方が頼まれた仕事を、説明もなしに横流しにしてきた結果の修羅場なんですが?? つーのを顔には出さずにですね、どうにかやってのけたりしながら、あとあと投げつけられたマニュアルを読んでね、書いてあるー!! つって、己の学習不足と上司の機嫌に左右されながら、どうにか日々を生きてます。

キュートハートを持ってこい。

 

 自分にもこどもだった時分はある。

齢数歳にして金こそが正義、という精神を発揮しうっかり小銭を飲み込んで救急車で搬送されたり、滑り台を颯爽と滑ったら何故か背骨が曲がって立てなくなり病院へ運ばれたり。

思春期になりゃ、学校行きたくねえー、ねむてー、ってな感じで、あれこれサボってみたり。遅刻も大分、堂々としていた。親も親で放任主義というのか、自分には年齢が二つ上の姉がいるのだが

親サイドは第一子たる姉を育ててみた結果、ちょびっと干渉しすぎてしまったと判断したらしく、第二子たる俺には基本ノータッチ。宿題(算数)の教えを乞うても辞書で引けという放置っぷり。

タッチすることがあっても、まあ、フェザータッチくらいのソフトさ。そもそも二番目というポジションは割合空気を読まざるを得ない生き方を強いられるもんであり、挙句その後弟も生まれ

見事真ん中の子として育てられた俺は微妙にふわふわしつつも、程よく静観を決め込む両親のお陰でそれなりにしっかりと育っていった。つもりである。あくまで、つもり。

だからなのか元来の性格なのか知る由もないが、日常的に、人の振り見てポカーンとなってしまうことが多々ある。特筆すべきは姉と弟の甘えスキルの高さ。

記念すべき第一子、目に入れても痛くない姉。そして俺が生まれて暫く経ってから産声を上げた、可愛い弟。おねだり上手の名を欲しいままにする二人。

やれ買いたいものがあると母に歩み寄り、姉「いいなあ、あれ買って~!」 やれ欲しいものがあると祖母に歩み寄り、弟「お金ちょうだい」

二人の華麗なるおねだりテクニックを目の当たりに某ハンター漫画のアルカとナニカを初めて見た時のように戦慄く、俺。

自分はほしいものがあろうと、それを口にして図々しいと思われることこそが恐ろしく、もじもじしているようなこどもだった。

それは成人した今も変わらず。母と出掛けるといっちょ自分の子を可愛がってやるかっつー親心が働くようで、ちょっと気を許して「これいいな」だとか囀ろうもんなら

「買ってあげようか!?」の嵐。向かい合って飯を食おうもんならお互いに財布を出し、レジを前にしたバカップルの茶番かってくらい壮絶な伝票の奪い合いが繰り広げられる。

わかってるんです。たまには、「いいの? ありがとう!」って素直に喜んでみせるくらいが、可愛いって。親だって、そうやって俺が笑えばそれなりに嬉しいんだろうって。

可愛げ、何処かに落ちてませんでしょうか。

親方、空からフラフープが!!

 

 寝る前十分ちょい、フラフープを日課にしています。

日課にしてから五日、くらいか? 見切り発車した日記のように三日坊主ではなかったんですけれども、そのフラフープが、弾け飛びました。すっぽ抜けたんでなく、弾け飛びました。

まあね、思わず呟きましたね。こんなことがあるのかー、と。こんなことってあるのかー、と。シックスパックに憧れて、腹筋を形成するためのあれやこれやを色々実践している最中の悲劇。

結果、自分の腹筋は未だに割れてません。寝る前十分ちょい、フラフープを日課にしていたんです。信じてください。

日常の不思議。

 

 条例だか何なんだか知らないが、自分は歩き煙草はやめましょう! と看板やら標識やら歩き煙草禁止運動のおじさんやらで結構でかでかと訴える地域に住んでいる。

自分は基本的には煙草を吸わない人間だ。一切吸えないというアレはないし、なんなら持ち歩いている。尚、ライターは滅多に使わない癖によくなくすので、多分、自室のどっかにある。ある筈。

それでも自分はさり気なく嫌煙家ってやつだ。喫煙家の友人や人々を蔑視しているのではない。非喫煙者に実害のある副流煙、という魔の手を恐れているのである。

まあその場にいる全員が吸ってりゃイーブンだろ、っつートンデモ理論で、いざという時のために煙草を持ち歩いているのだ。でも、火はない。いざって時は貸してください。お願いします。

その昔、自分の母親は喫煙家であった。家で煙草を吸うのは彼女くらいなもんで、父も祖父母も煙草嫌い。家の中では吸えなかった為、よくバス停の側の喫煙所でスパスパやっていた。

ザコンであるところの俺はそれについて行って、ふわふわ浮かんでは消えていく白い煙を、どうにか食べられたりはしないだろうかとパクパクやっていたりなどした。

紆余曲折あり、母は煙草をやめた。

それはまたの機会に書くとして。

日常の不思議。何故、やめましょう! と町中で声高に叫ばれているというのに、歩きながら煙草を吸うのか。

日常の不思議。何故、がっつり赤に変わっている信号が見えている癖して、あたかも見えていない的なポーズで横断歩道を渡るのか。

日常の不思議。何故、乗車厳禁! と看板が立っているのに、駐輪場から出るほんの十数歩を自転車に跨らずにいられないのか。

日常の不思議。不可思議。エトセトラエトセトラ。そんな不思議で不気味な光景を、俺はいつでも、黙して見ている。毅然と注意できたらなあ。

アドレーーース!!!!

 

 アドレスという言葉は、なんだか人の名前みたいだ。巷ではアドニスくんというワイルドな高校生がブイブイ言わせていたりいなかったりするらしいし。まあそんな感じで。

なんでアドレス? って話なんだけど、投稿用メールアドレスから初めて記事を投稿するんです。電波に乗って届け自分の戯言! 届かなかったら? それはそれ。よろしくお願いします。

世間様じゃお客様は神様だとか何とか、そんな説は間違いだとか、自分はどちらかというとお客様は神様説を推していて、神様なら心穏やかに右の頬と左の頬を打たれてくれるだろうし、

理不尽なクレーマーなんぞにならん筈で、寧ろ現世に顕現せし尊い存在として俺を救ってくれよというテンションなのだが。妄想はさておき現実の話をすると、自分のお客様は専ら、お子様だ。

その他、お子様のお母様お父様、ご家族の方など。自分はロリコンでもショタコンでもマザコンでもファザコンでもない。嘘だ。俺はマザコンでありファザコンである。

でもロリコンじゃない。ショタコンでもない。お客様イコール神様説が真理なら俺の神様であるところのお子様たちは、そりゃまあそれなりに可愛いもので、最初の内なんか、小動物か??

ってくらいおどおどコチラの様子を窺ってくる。慣れてくると俺はおまえの親か??? ってくらい極端に頼ってくるけど。用もないのに呼ばれて時間を食われるけど。

「あのー、電気ついてません!」 はいはい只今。 「あの、申込書なくしちゃいました!」 へいへいお待ちどう。 「あのう、筆記用具忘れてきちゃって……」

オーケイ、次から持ってきてくださいよ。しまいにゃ 「すみませーん、トイレがくさいんですけど……」 ……ちょこまか働き回って汗臭い俺にどうしろってんだ???

職場には消臭力もファブリーズもない。己の無力を痛感する日々。それでも俺のゴッド、お子様たちは可愛いもんなのだ。俺が夜毎機械のように繰り返す「お疲れ様」や「気を付けて帰れー」

という言葉は事務的なアレではなく、本心からのものである。お子様たちの呼び声、要求に右往左往しことごとく事務作業を阻まれようと、彼らが何事もなく無事に帰ってくれるのが一番。

なのだが、「あの、すみません、また筆記用具忘れちゃった……えへへ!」 佐藤(仮名)よ……、おまえはいい加減に筆記用具を持ってきてください。

事務員ですが、お願いしません。

 


 先ず、『お願いします』とブログタイトルに書いてはみたものの、一介の事務に過ぎない自分が世間様にああだこうだくだを巻きだからこうしてくれ!! と何様目線で叫ぶために誂えた場所でないことは確かである。

己に関わるあれこれに対し、いい加減にしろ!! と突然発狂することも多々あるが、それはその時々の憤りなどを思い起こして煮えたぎっているだけなので論争する心算もない。
自分は事務用デスクの片隅、時には真ん中、罷り間違うと事務用ではないデスクなどにも向かいつつ、もうだめだもうだめだと呟きながらしがない事務員をしている。
仕事はたのしい。やりがいがある。なければやめている。実にハッピーな毎日だ。先述した通り、発狂することも多々あるが。何なら発狂していない瞬間の方が少ないが。
と言っても突然脱ぎ散らかしたり奇声を発するような、人に迷惑のかかる狂い方はしない。たとえば道を歩く最中うっかり肩と肩がぶつかったりなどして 「アッ、すみません……!!」
とコミュ障よろしく謎の母音を発しつつ頭を下げて謝罪する俺に対し一礼もなく謝らず通り過ぎる畜生などに「頭がおかしいのか!!?」と小声で叫んだりする、比較的安心安全且つ
かなり正当性のある発狂をモットーに自分は生きている。尚このモットーはたった今考案したモットーであり、就寝時には忘れている可能性大。人の記憶力はいと儚い。

なんか、まあ、気合を入れて堅苦しく書いたんだけれど、そんな日々の憤りやら何やら、人に話すことでもねえだろ、っつーあれそれを、書き綴っていけたらと思っている次第。