事務員ですが、お願いします。

しがない事務のネガポジな日々。

アドレーーース!!!!

 

 アドレスという言葉は、なんだか人の名前みたいだ。巷ではアドニスくんというワイルドな高校生がブイブイ言わせていたりいなかったりするらしいし。まあそんな感じで。

なんでアドレス? って話なんだけど、投稿用メールアドレスから初めて記事を投稿するんです。電波に乗って届け自分の戯言! 届かなかったら? それはそれ。よろしくお願いします。

世間様じゃお客様は神様だとか何とか、そんな説は間違いだとか、自分はどちらかというとお客様は神様説を推していて、神様なら心穏やかに右の頬と左の頬を打たれてくれるだろうし、

理不尽なクレーマーなんぞにならん筈で、寧ろ現世に顕現せし尊い存在として俺を救ってくれよというテンションなのだが。妄想はさておき現実の話をすると、自分のお客様は専ら、お子様だ。

その他、お子様のお母様お父様、ご家族の方など。自分はロリコンでもショタコンでもマザコンでもファザコンでもない。嘘だ。俺はマザコンでありファザコンである。

でもロリコンじゃない。ショタコンでもない。お客様イコール神様説が真理なら俺の神様であるところのお子様たちは、そりゃまあそれなりに可愛いもので、最初の内なんか、小動物か??

ってくらいおどおどコチラの様子を窺ってくる。慣れてくると俺はおまえの親か??? ってくらい極端に頼ってくるけど。用もないのに呼ばれて時間を食われるけど。

「あのー、電気ついてません!」 はいはい只今。 「あの、申込書なくしちゃいました!」 へいへいお待ちどう。 「あのう、筆記用具忘れてきちゃって……」

オーケイ、次から持ってきてくださいよ。しまいにゃ 「すみませーん、トイレがくさいんですけど……」 ……ちょこまか働き回って汗臭い俺にどうしろってんだ???

職場には消臭力もファブリーズもない。己の無力を痛感する日々。それでも俺のゴッド、お子様たちは可愛いもんなのだ。俺が夜毎機械のように繰り返す「お疲れ様」や「気を付けて帰れー」

という言葉は事務的なアレではなく、本心からのものである。お子様たちの呼び声、要求に右往左往しことごとく事務作業を阻まれようと、彼らが何事もなく無事に帰ってくれるのが一番。

なのだが、「あの、すみません、また筆記用具忘れちゃった……えへへ!」 佐藤(仮名)よ……、おまえはいい加減に筆記用具を持ってきてください。