事務員ですが、お願いします。

しがない事務のネガポジな日々。

へい、生きてる?

 

 暖簾を除けて、「大将、やってる?」 と顔を出すような気安さで、「生きてる?」 と訊かれます。生きてます。

いや、正直、今やあんまり訊かれない。学生の時にはちょくちょく訊かれたが。大人になった今となっては多少引きこもり黙りを決め込もうが、「生きてる?」 と訊いてくるのは恐らく上司くらいなもんである。

最近濃いめのカルピスオレンジなる飲み物を購入しまして、充実した味わいをお楽しみくださいなんて書かれているものだから、充実しているかどうかは俺が決める!! ってなもんでやたら勇んで飲んでみました。

結果、超充実。美味すぎ。捗りすぎ。飲まず食わずでダラダラごろごろ休日を過ごした夜に摂取した貴重な水分、最高。濃いめのカルピス万歳。そんな怠惰な休みが間もなく終わりを迎えようとしているわけなんですけれども。

自分の職場のいいところは、平日でもなんやかんや休みがあるところです。土下座さえすれば結構フランクに休みをもらえる。きっと。多分。土下座とか、したことがないのでわからんが。気持ちの上では何時でも土下座してます。

何を隠そう自分は職場においては万年ド新人なので、常に頭を垂れ教えをこう立場である。もう、常に下手に出てる。人間関係にも恵まれたもんで基本、何かしら訊けば笑顔で教えて貰えるんですけど。基本から外れた時はその限りではない。

ここんとこ週明けは忙しくって、ある日、イツメン(いつもその日にいるめんこいあの人)がひとり居ない状態で勤務がスタートした。欠員一名、今が狙い目! ってんで、お客様がこぞって攻めにかかってくる。凄まじい城攻め。修羅場。

実際にはなんかよくわかんねえ事柄の質問攻め。わかんねえー!! と叫びたいところをぐっと堪えて、俺は上司に叫ぶ。あれ? ドタバタしてる俺に対して、なんか上司は暇そう……。などと思いつつ、聞くは一時の恥。聞かぬはなんとやら。

「これってどうするんですか!!!? こうですか!!?」 からの 「違います。覚えてください。」 上司、なんか超、ご機嫌ななめ。覚える覚えない以前に、前知識がねえ。修羅場ってる現状で斜めるのは、非常に勘弁してほしい。

そもそも、貴方が頼まれた仕事を、説明もなしに横流しにしてきた結果の修羅場なんですが?? つーのを顔には出さずにですね、どうにかやってのけたりしながら、あとあと投げつけられたマニュアルを読んでね、書いてあるー!! つって、己の学習不足と上司の機嫌に左右されながら、どうにか日々を生きてます。